日本へ
旅立つ前に、イエメンのガイドブックやエッセイを数冊手に入れた。本には「頭にターバンのような布を巻き、白長衣の腰にはジャンビーア(刀)の男性」の写真が載っていて、ちょっと不思議な気持ちでながめたのだった。僕はそれが観光スポットにおける扮装だと思っていた。日本でいうと日光時代村での侍や忍者役のスタッフのようなものだと。だから実際にイエメンを旅してみて驚いた。現代でなく過去のイエメンにタイムトラベルしたような感覚だった。普通の人々が、写真で見たとおりに生活している!!もちろん洋服の人もいるが(北)イエメンの成人男性はほとんどが伝統の装いだった。そして山岳部族の生活を見るにつけ、彼らが必ずしも「快適、便利さ」を基準にしていない事がわかってきた・・・。
最後に昼食を摂ったレストランは「アラビア・フェリックス」幸福のアラビアの意味だ。かって貿易で繁栄したイエメンは周囲の国から羨望をこめてそう呼ばれたそうだ。現在のイエメンを経済面だけで評価すれば幸福とはいえない。でも幸福か不幸か、決めるのは僕じゃなくてイエメンのひとたちだ。僕はこの魔法のような国がとても好きになった。イエメンを旅している間ずっと幸福だった。
最後に昼食を摂ったレストランは「アラビア・フェリックス」幸福のアラビアの意味だ。かって貿易で繁栄したイエメンは周囲の国から羨望をこめてそう呼ばれたそうだ。現在のイエメンを経済面だけで評価すれば幸福とはいえない。でも幸福か不幸か、決めるのは僕じゃなくてイエメンのひとたちだ。僕はこの魔法のような国がとても好きになった。イエメンを旅している間ずっと幸福だった。
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