サナア旧市街 〜最後の観光〜
国立博物館を出てから旧市街にむかった。今日は北側から入りスークを歩いてみる。昼間のせいか随分感じが違うなぁ・・・。初めて旧市街を訪れたのは夜で、薄暗い路地に人がうごめき街中にアザーンが反響する妖しい雰囲気に軽い目眩と興奮を感じたのだった。それはまるで夢の中の街のように思えた・・・。いまホテルの屋上から眺めるイエメン門と旧市街は蜃気楼なんかじゃない。現実に人々が生活する街だ。これからイエメンは変わっていくのかな?10年後も100年後もこのままだろうか。僕にはわからないが、いま、この旧市街の姿を記憶しておこう。