段々畑
サナア近郊のマナハとハジャラ観光に出発。今のところ、雨の心配はなさそうだ。しかし、雨期だし、高地のマナハやハジャラは、午後になると霧が出てくるらしい。早めに観ておかなくちゃ。ミニバスはくねくねした山道を走っていく。途中、郊外の高台に、かつて道路工事に従事した中国人の墓地があった。昔、人間とロバくらいしか通れない不便な土地に、国道をつくるためやってきた彼らだったが、イエメンの人々は「爆弾で山を破壊する侵略者たち」と勘違いし、次々と殺害してしまった。合掌。やがて、山間に入り、高度が高くなってくると、あちこちに段々畑が見えて来る。それが半端なものではなく、山の斜面すべてが畑なのだ。意外に思うかもしれないが、イエメンの段々畑は結構有名らしい。