ミヒンタレー
朝、バスはシギリヤをあとに北西のミヒンタレーに向かう。ミヒンタレーは、スリランカの仏教史においてとても重要な場所だ。紀元前247年、この地に鹿狩りに来ていたティッサ王は、鹿に身を変えた山の神デーウァの導きにより、インドから布教のためやってきていたマヒンダに会う。これがきっかけとなり、ティッサ王は仏教に帰依し、スリランカで仏教が広まったという。遺跡の多くは、ティッサ王がマヒンダに感謝して贈ったものらしい。ミヒンタレーに行く途中、ハバラナという町の近くで、象に乗ってジャングルを散策した。