カウントダウン

☆HIROさんのフィジーレポート1☆

11/1夜、これから冬に向かう日本を旅立ち、常夏のフィジーへ出発。赤道を越え、約8時間半のフライトでナンディ国際空港に到着した。ここからマナ島までは、小型機に乗り換えて約15分で到着する。飛行機は15人乗り。こんな小さな飛行機に乗るのは初めてだ。落ちないのかな・・・と一瞬不安が頭をよぎる。しかし、そんな不安も眼下に広がる青い海を見たとたんに快感に変わった。なんてきれいなんだろう!このままずっと乗っていたい気分だった。しかし、あっという間にマナ島に到着。滑走路はなんと砂利だ。ホテルに着くと、スタッフの人たちが歓迎の歌を歌いながら、「ブラ〜!」と笑顔で迎えてくれた。「ブラ」とは、フィジー語で「こんにちは」を意味する。ここのスタッフは、目が合うと必ず「ブラ〜!」と笑顔で挨拶してくれる。おかげで、私たちも滞在中何度「ブラ」と言ったことか・・・

今回の旅の最大の目的、知る人ぞ知る伝説のガイド『アピさん』によるサメの餌付けショーはただ、ただ凄かった。水中でアピさんが餌付けを始めると、どこからともなくサメが1匹、2匹・・・私が確認できただけで5匹ぐらいは確実にいたと思う。大きいのは体長が2メートルぐらいはあっただろうか。サメは、アピさんから餌をもらったり、ダイバーの近くを旋回したりしている。おとなしくて、全然怖くはなかった。とてもこれが元々は凶暴なメジロザメとは思えない。餌付けとは言え、こんなに近くでサメを見たのは初めてのことだったので、とても感動した。色とりどりの魚もたくさん見ることができた。

今回のマナ島でのダイビングは、流れやうねりが少ないポイントが多かったので、リラックスして楽しく潜ることができた。ただ、時期的なことで透明度が若干悪かったのは残念だった。それに、珊瑚の白化が思っていたより酷かったところがあったのは、ショックだったなぁ。

マナ島は、ダイビング以外にもいろいろなマリンスポーツやイベントがある。私は、帆船クルーズとサンドバンクという砂洲へのシュノーケリングツアーに参加したが、ここの海がまたきれいなこと。カクテルのブルーハワイのような色をしている。また、浅瀬の水は驚くほど透明だった。一日中眺めていても飽きないかもしれない。結局、マナ島滞在中の5日間は、一日足りとも海に浸からない日はなかった。

海ばかりでなく、フィジーの文化にも触れてみたいということで、カヴァというのを体験した。これは、コショウ科の植物の根を乾燥させて砕いたものを、水と一緒に入れて絞り出した飲み物だ。神聖な場や客のもてなしで飲むそうだが、見た目はどう見てもドロ水、味は漢方胃腸薬のよう・・・一気に飲まされたが、お世辞にも美味しいとは言えなかった。本当にフィジアンはこんなものが好きなんだろうか?まぁ、よい記念にはなったが・・・

マナ島は、ハワイ(行ったことはないけど)やグァムのような近代的なリゾートではないけれど、自然がたくさん残っていて、海も美しくとてもよいところだった。なによりも陽気なフィジアンが最高。そんな中で、日頃のストレスなどを忘れて、とてもリラックスすることができた。マナを訪れた人は再びマナに帰れる、という伝説があるそうだが、私もその伝説のように再びマナに帰れたら・・・と思った。

Reported by HIROさん

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