サマルカンドの長として執務、メドレセで講義、夜は天体観測と研究。ウルグ・ベクの毎日は超〜過密スケジュールだったんじゃないかと想像する。忙しすぎて、家族サービス?する時間もなかったかも。彼はたいへん頭が良かった人に違いないが、息子達にも辛口評価で、必要以上にプレッシャーをかけたような気がする。長男のアブドゥッラティーフは、讒言をうけ、父を殺し帝位簒奪者となったという。その詳細はわからない。だがウルグ・ベクは星の煌めきを追うあまり、地上のぬかるみに気づかなかったように思う。

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