ウルグ・ベク天文台跡
ウズベキスタンの人形
ウルグ・ベクはティムールの孫であり、帝国の4代目君主になった人物だ。「偉大なるおじいちゃん」ティムール亡き後、血族間の抗争があったものの、ウルグ・ベクの父親シャー・ルフが3代目君主におさまり、帝国は繁栄の時をむかえる。ウルグ・ベクも15才にして都サマルカンドの長に任命されている。ウルグ・ベクはティムールの遺志を継ぐべく、都にモスクやメドレセを造り、文化の発展につとめたらしい。父親シャー・ルフが軍事統率にたけていたこともあり、ウルグ・ベクは教育文化大臣というべき職務に専念できたのだ。この天文台も彼により建てられた。しかし、40年近く帝国の君主だったシャー・ルフが亡くなったとき。学問の世界で生きて来たウルグ・ベクに帝国を仕切る力はなかったようだ。4代目君主に即いてまもなく実の息子がさしむけた刺客に殺されている。
天文台跡1
ゲートから丘にあがると、門?が
たっていた。まるで本殿がないモ
スクか、廟のよう。
(09/25 9:23:24)
天文台、地上3階建ての施設はウルグ・ベクの死後に破壊され・・・
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全天図
敷地内には小さな博物館があり、
ウルグ・ベクの業績と、失われた
天文台の絵図等が展示されている。
(09/25 9:24:05)
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内部の壁絵
博物館六角堂の壁画。メドレセで
天文学講義の場面と思われる。異
国の衣装をまとった者も。
(09/25 9:24:18)
ウルグ・ベクの生きた時代・・・
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ウルグ・ベクの肖像画
ウルグ・ベクの肖像。これは生前
描かれた?それとも後の想像画?
厳めしい、何か言いたげな顔。
(09/25 9:25:49)
サマルカンドの長として執務、メドレセで講義・・・
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表
5番目がウルグ・ベク観測による
1年値。別資料には4秒でなく8
秒と記載あり。
(09/25 9:31:54)
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天体運行図
星の運行、紙の余白にはびっしり
と書き付けが。何て書いてあるん
だろう。
(09/25 9:33:37)
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ビビハニム・モスクを臨む丘
ビビハニム・モスクを臨む丘。電
気がない時代、ここは絶好の観測
地だったことだろう。
(09/25 9:38:44)
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天文台跡2
地下部分をおおう筒形の屋根が銅
色のためか、ウィスキーの醸造所
に見えてしまう。
(09/25 9:40:09)
当時、地上に図のような天文台があったらしい。
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六分儀の地下部分
この傾斜、スキーのジャンプ台の
ようだ。六分儀の残された部分ら
しい・・・六分儀って?
(09/25 9:42:17)
六分儀でわかること・・・
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博物館の六角堂
博物館の六角堂。売店で天文学の
本・・・でなく、なぜか神学者ナ
スレッディンの笑い話本を買う。
(09/25 9:44:04)
博物館から見たウルグ・ベク天文台跡
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