レギスタン広場に初めてメドレセを建てたのがウルグ・ベク。当時、メドレセで学べるのは裕福な家の息子に限られていたが、ウルグ・ベクは貧しくとも優秀な 子には勉学の機会を与えたという話だ。その内容はイスラム教義に限らず、数学や哲学、詩、音楽など多岐にわたったらしい。ウルグ・ベクは学問の世界でこそ 存分に能力を発揮できた人物だったのだ・・・55年の生涯(1394〜1449)のうち、帝国の君主だったのは3年に満たず、そのわずかな期間にティムール帝国の崩壊が始まった とされている。

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