ティムールのほかに、四男のシャー・ルフ(3代目君主)。シャー・ルフの息子ウルグ・ベク(4代目)。三男のミーラン・シャー。ジャハンギールの息子でありティムールの孫、ムハンマド・スルタンら血族と、ティムールの師の柩がある。
あれ、2代目君主のハリール・スルタン(三男ミーラン・シャーの息子)とか、5代目・6代目はいないのか?
昔のことで色々あったようだ。
ティムールはチンギス・ハーンの血をひく女性4人を正室とし、側室ももっていた。4人の息子を授かるも、正室の生んだ息子はジャハンギールだけ。ジャハンギールは次男という説もあるが、その「血統」から彼が長男かつ正当なる後継者とされたらしい。だが、ジャハンギールは早世、(側室の生んだ?)次の息子も亡くなった。
そこでティムールはジャハンギールの息子ムハンマド・スルタンを後継者と考えた・・・が、何たる事か。
ムハンマドまで戦死してしまう。
このような状況だから、数年後ティムールが急死すると、跡目争いになるのは当然である。
三男ミーラン・シャーの息子ハリール・スルタンが即位するものの、まだ若く(二十歳そこそこ)経験もない。
ティムールのように帝国を治めるなんて無理無理・・・四男のシャー・ルフがハリールを廃位に追い込み、
自らが3代目君主の座におさまったしだい・・・なんとも大変です。で、5・6代目は??

このウィンドウを閉じます