ティムールが生涯の多くを過ごしたのは帝国の都サマルカンドだろうが、故郷シャフリサブスで眠りたかったのだろう。生前、自分用に小さな廟を建てさせた。だが石棺の中にティムールはいない。彼はシャフリサブスを遠く離れた地で亡くなった。季節柄遺体の傷みが進んだため、やむを得ずサマルカンドに葬られたのだ。

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