この墓地で眠る人々は、普通のひとが羨ましく思うものをもっていたのだろう。それは富、権力、才能と名声、美貌・・・といったところだろうか。しかし、いかに恵まれていようとも、喪失と死への不安はあったようだ。神に祈り(カトリック教義における)良き復活を信じつつも不安が消えることはなかったようである。墓にまつわる様々な話は、人間らしさと同時に弱さも感じさせた。

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