ルフィーナが亡くなったのは1902年。彼女の霊はいまだ現世を彷徨っているようだ。時折、墓地の周辺でルフィーナの幽霊が目撃されている。 最近の話・・・レコレータ墓地の隣にはレストランやカフェ、ディスコが並んでいる。車で通りかかった男の子が「白いドレスの女の子」を見かけ声をかけた。一緒にディスコで踊り、珈琲を飲んだそうだ。夜も更けたので彼は彼女を送って行った。彼女はとある邸宅のまえで降り、扉をあけて入っていった。翌日、彼はまた彼女の家を訪ねた。昨夜、帰りがけにコートを貸したので返してもらおうと思ったのである(彼女は薄いドレスだけで寒そうに見えた)しかし、呼び鈴に応え出てきた家人は「そんな女の子はいない」といった。そしてルフィーナの名を聞くと非常に驚いた・・・その家は昔ルフィーナが住んでいたところだった。いまの住人はルフィーナの親戚の子孫で、昔の悲劇を聞き覚えていた。彼らが墓地に行くとルフィーナの像にコートがかかっていたそうである。

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