ルフィーナは19才の若さで亡くなった。しかも母親に毒をもられたというから酷い話だ。父親は富豪だったが、亡くなる前に遺言を書きかえ、全ての財産を娘に残した(妻に愛人がいる事を知っていたらしい)父亡き後、ルフィーナは精神的に不安定になったそうだ。ルフィーナが『急死』したのは父親の死からさほど月日がたっていなかった。葬儀がおこなわれ遺体は墓所に安置された......4日後、墓守が萎れた花を片付けに行ったところ、なにか柩の様子がおかしい。蓋をあけてみると爪で掻きむしった痕がついていた。実は仮死状態で埋葬されたルフィーナ。柩の中で息を吹きかえしたものの、閉じ込められたまま絶命したのだった。母親が逮捕されたが「興奮状態の娘を落ち着かせようと睡眠薬を与えただけ」と話し、結局証拠不十分で釈放されたということである。

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