2 0 0 0 年 1 月 4 日
クラーク・ド・シュバリエ/マアルーラ観光

rakuda

00/01/04 パルミラ 曇り時々雨

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 今日は残念ながら曇っている。そろそろ雨が降ってくるのかもしれない。昨日、ケーキを食べ過ぎたせいかなんだかお腹がはっている。消化不良?あまり食欲がないが、朝食はとりに行った。Kさん、S.Tさんとしゃべりながら食べていると、傘をスーツケースの中に入れてしまったことに気づいた。早速、部屋に戻ってみたが、運ばれたあとだった。外に出てみると青空も見えているので、もつかもしれない。
 バスの中で添乗員Aさんがお土産の斡旋。添乗員であり、売っても何の得にもならないのに、売り文句がとてもうまい。自分がお世話したお客さんから¢とてもよかったので、今度、シリアに行ったら、買ってきてほしい£と言われているらしい。斡旋しているお土産はアレッポ石鹸(オリーブ石鹸)とクッキーだ。クッキーはガイドのワリートさんがいくつか食べさせてくれた。石鹸は4つ一組で5$、クッキーは1kgで8$だ。僕はそれぞれ1つずつ買った。石鹸は日本だと1つ1000円くらいするらしい。品物はダマスカスでの受け取りになる。
 バスの中は寒い。ホムスという町のレストランで、トイレタイム。外に出ると、吐く息も白い。レストランの中にはちょうどストーブが置いてあり、店の人が火を入れてくれた。灯油がぽたぽた落ちているのが、もろ見えるとても原始的なストーブだ。

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 クラーク・ド・シュバリエに到着した。外は雨が降っているので、中を中心に見ることに。ところどころ、外を歩くので、雨に濡れてしまう。Kさんが傘に入れてくれた。この城砦はほぼ完璧な形で残されていて、今にも暗闇の向こうから馬に乗った騎士が現れてきそうだ。頂上まで行くグループと残るグループに別れた。寒いし、傘もない僕は、残ることにした。普段なら絶対に見に行くのだが。しかし、登ってきた人の話だと何も見えなかったそうだ。風が強くて寒さが身にしみただけだったとか。
 昼はクラーク・ド・シュバリエの全景が見えるレストランで、とても美味しい?チキンを食べる。ここのウェイターはオカマみたいでおもしろいと添乗員Aさん。確かに言われてみればそう思うが、そんなでもないと思う。しかし、彼は日本語もうまく、てきぱきと仕事をする。美味しいと言われるチキンはさっぱりしていて、ガーリックソースをつけて食べる。しかし、昨日の夜にケーキを食べ過ぎているので、いまだにお腹がはっていて、あまりはいらない。地ビールをYさんとKさんについでもらった。

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 マアルーラに到着した。外はさらに寒さを増しているようだ。ここは標高約1600mのところ。キリストがしゃべっていたアラム語という言葉を今も話されていることで有名だ。現在、この周辺で1万7千人の人が口伝えでしゃべっているらしい。教科書には載ってないし、教育では教えてないのだ。
 最初訪れた教会で、30〜40代の女性に来てもらい、アラム語をしゃべってもらった。日本人にはアラビア語との区別はつかないが、この女性のしゃべっている言葉をキリストがしゃべっていたと思うと、とても神々しい感じだ。さらにこの教会、1世紀に建てられたもので、世界で最古の教会とされている。それは、建物の中を支えている木材をドイツの学者が調べた結果、わかったものだそうだ。
 次に訪れた教会は、タトラという女性が父に追われたときに、岩が裂け、そこから逃げたという伝説のある教会だ。その岩の裂け目を通って教会に向かう。なんだかペトラのシークの小型版のようなところだ。

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 バスはダマスカスに向かう。途中、晴れてきた。夕日が眩しい。東の空に大きな虹が。
 ダマスカスに到着後、Nさん夫婦、Yさん夫婦、Nさん、Oさん、Tさんとホテルの周りの探検に出かけた。通りにはほとんど人がいない。店もほとんど閉まっている。みんな食事中なのだ。食べおわってから店が開き始めるのだという。たまたま開いてる食堂の前を通ったら、ものすごい人で満席状態。たべながらこちらに向かって手を振っている。お菓子屋さんもあいていたので、物色してみる。同じようなクッキーが150シリアポンド(約450円)だ。だいたい1kbだと思う。バスの中で斡旋してたのは1kbが8$なので、1/2くらいということになるので、とても安い。石鹸も探したが、結局見つからなかった。

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 夕食は中華だ。中華にしては、とても味が濃かった。夕食後、再び探検に出る。今度は一通りが多く、店も多く開いている。もうすぐラマダン明けなので、人々は買い物に走っているのだろうか。しかし、通りを歩いている人は男性が圧倒的に多い。しかも手をつないで歩いてる男性2人組もいる。いったい、これは何?僕ら日本人の感覚からはわからない。こちらではとても仲良しであれば男性とも手をつなぐ習慣らしい。店も男性用の衣類などの店がとても多い。女性用の店はないんだろうか。女性服は限られているからだろうか。この国は完全に男性社会みたいだ。石鹸を探して回ったが、一件だけあった。その他にはなく、結局、ここで、数人がオリーブ石鹸を買った。なんと1個25シリアポンドだ。4個入り5$のバスのと比べて見て、なななんと5倍も安いのだった。
 部屋に帰ってきた。もう22時を回っていた。写真の整理をすることもなく、寝てしまった。

00/01/05 00:05:44 at CHAM PALACE HOTEL(DAMASCUS)

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