穏やかな海

エルンダ湾に浮かぶスピナロンガ島。ヴェネチア時代に湾防衛の目的で砦(写真)が造られた。廃虚探検も可能で、夏期にはカフェがたち、海水浴やBBQを楽しめるという。何だか、横須賀の猿島みたいだなと思ったが、この小島には負の歴史もある。1903〜1954年にかけ、ハンセ ン病の患者が隔離されていたのだ。島の住民は逃げ出し、患者だけが残された(医師は駐在せず)居住区が今も残っているそうだ。ハンセン病は感染力が弱く、治療法も確立されているので、初期に適 切な治療を受ければ治る病気である。

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