ガーミア・アズハル
この旅行中、こんなにゆっくりと観光できた日はなかったかもしれない。今日は、イスラミックカイロを散策。昨日の夜、ガイドブックを見ながらどう歩こうかと思案していたが、一日かけても回りきれそうにない広さだ。そこで、的をしぼってゆっくりとイスラムを感じようと思った。さて、このイスラミック・カイロと呼ばれる地区には、伝統的な生活を大切にしているムスリムが多数居住する。サウジやイランと違って、観光客には強要されていないが、礼節を尽くしたほうがいいのは確か。妻は、街歩きの始めから、用意していたスカーフをかぶっていた。一目で東洋人とわかる僕らだが、巡礼のムスリムと思うのかしつこい物売りもここでは声をかけて来ない。