貴族カロヤンと妻のディシスラヴァ。セルビア王の孫だったカロヤンは、1259年に王室の礼拝堂の増築をおこなった。教会の寄進者であるカロヤンは正装し威厳がある。手に持つ教会を司教に(いや、神に)捧げようとしているのだろうか? 隣の妻はそんな夫を誇らしくも、慎み深く微笑んでいるように見える。

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